選考解禁のスケジュールまたしても変更!!前倒し?後ろ倒し?「就活解禁どっちだよ?」

日本大学法学部マス・コミュニケーション研究会が、度重なる就活スケジュールの方針変更にゆるくモノ申す!

大学生の就職活動の日程をめぐり、面接などの選考解禁を来年から4年生の6月とする経団連の方針について、馳文部科学相は、経団連の榊原定征さだゆき会長と東京都内で会談し、学業への妨げにならない採用活動をすることなどを条件に、経団連案を受け入れる意向を示した。(出典:YOMIURI ONLINE
就職活動にまつわる「どっちだよ?」な問題に、日本大学法学部マス・コミュニケーション研究会がゆるくモノ申すミニドラマ「就活どっちだよ?」3部作の1作目となるエピソード1は、この就活スケジュールをめぐる朝令暮改な対応にゆるくモノ申す「就活解禁どっちだよ?」です。

 

結局だれトク?だった2016年卒の就活解禁後ろ倒し

10月の内定式を終え終息感が漂う2016年卒の就職・新卒採用活動だが、振り返ってみれば企業にとっても学生にとっても「良い変更だった」とはいえない結果だった。方針変更の経緯は周知の事実ではあるが、簡単にいうと”学生を学業に専念させ、留学を促進させる”ことを目的とする政府の要請をうけ、経団連が採用広報活動を学部3年の12月から3月に、面接などの選考を学部4年の4月から8月にそれぞれ”後ろ倒し”するようにルールを変更したものだ。政府の狙い通り留学組は恩恵をうけることができたが、結果的には就活の早期化と長期化を促し、多くの学生と企業に混乱をもたらす諸刃の剣となってしまったようだ。

 

インターンシップバブルとオワハラ

後ろ倒しの影響により、採用活動期間が短くなった企業は学生との早期接触機会をもとめ、大学3年生向けのインターンシップが急増した。ゲーム形式やコンテスト形式といった学生ウケの良いものから、料理やお酒を飲みながら至近距離で話ができるといった懇親会形式のものまでその形態はさまざまだ。こうしたインターンシップブームが過熱するなかで、活動的な一部の優秀層に早めに”ツバ”をつけておくフライング行為も横行したようだ。このように企業と学生の接触機会が早期化する一方で、選考解禁までは”おあずけ”状態が長く続き、採用活動のやり直しがきかない企業が早めに内定承諾を要求する”オワハラ”現象も問題になってしまった。

 

そして再びの方針変更、選考解禁は一転して前倒しへ

こうした背景をうけとめ、政府と経団連は再び新卒採用に関する方針の変更を検討する。採用広報活動の開始は2016年卒と変わらず学部3年の3月に据え置かれるが、選考の解禁は一転して学部4年の6月と2ヶ月前倒しされることが事実上決定している。6月といえば夏のボーナス時期と重なり人事担当者は社員のボーナス査定と新卒社員の選考でスケジュール調整に頭を悩ませることだろう。経団連の方針に依存せず、実力主義の採用を促進する大手ITベンチャーとの学生争奪戦もますます過熱することが懸念され、学生は自分のキャリアプランをより自分自身で見極める力が必要とされる。

 

振り回されるのはいつも学生「就活解禁どっちだよ?」

状況に左右されず自分の進路をしっかり切り拓いていける学生ならともかく、大半の学生はこうした変化に振り回されてしまう。若者の国際競争力を高めんとして、いたずらにスケジュールだけを変更しても根本的な問題解決にならないばかりか、短期的な視点だけでいえば被害を被るのは弱者である学生だ。学生にとって大切なファーストキャリアの選択機会である就職活動は一生に一度しかチャンスはない。頼りにしているのは先輩の経験とアドバイスによる”傾向”と”対策”なのだ。

 

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